ねりま沖縄映画祭では映画上映後、監督によるトークショーを通例おこないます。今年二本目の上映となった「一生売れない心の準備はできてるか」については初の試みとして映画出演者である奈須重樹さん&育シェルさん、そして川口義之さんによるミニライブも行ないました。そしてトークショー+ミニライブは、當間監督と奈須さんより「撮影、録音すべてOK」と言葉がありましたので、スタッフとしてもここはいっぱつ奮起して動画を撮影し、今年作成したばかりのHPにアップさせていただこうと思ったのですが、そこは素人の浅はかさ、スマホで撮影した映像はブレにブレ、さらに途中にスマホの何かに触れたのか、ハレーションまで起こしてしまい、お二人の顔が真白になってしまうという始末。さすがにこれはアップできないとなり、トークショーの様子を文字起こしすることにいたしました。當間監督の言葉を借りれば「記録に残す」です。ま、映像ではなくて文字になってしまいましたけど。。。
会場に参加された方は当日のことを思い出しながら、また、残念ながら会場に来れなかった方は、少しでも当日の会場の雰囲気を感じとっていただければ幸いです。
當間監督と奈須重樹さんが会場後方より現れ、ステージにあがったところから始まります。トークは當間監督のMCで進みます。お二人が映画について語る貴重なトークショーとなりました。どうぞ最後までお楽しみください。
當間・奈須「(客席後方から歩いて現れ、舞台にあがる)」
観客「(拍手)」
奈須「はい、こんばんは。さっきまで映画に出てた人ですよ~(会場爆笑)。奈須重樹でございまーす」
當間「えー、いまからちょっと1時間もないか、40~50分くらいのトークショーとライブをやりますので、途中で飲み物とか食べ物の注文とかトイレとか勝手に行っていただいて構いませんので、よろしくお願いします。あと、あれです、写真撮影も全然OKです。僕ら、フリー素材ですので(会場笑)。それじゃ始めましょうか」
奈須「よろしくお願いします」
當間・奈須「(お辞儀して椅子に座る)」
観客「(拍手)」
第1章:映画「一生売れない心の準備はできてるか」の裏話から
當間「いちおう、あのー、裏話みたいなことを喋ったほうがいいかなと思っているんですけど、この映画はですね、劇中でもチラッと話はしたんですが、もともと2016年の『やちむん25周年記念首里劇場ライブ』の全体を撮るつもりは全くなくて、僕らは運営スタッフだったんですね。ま、奈須さんと一緒にライブはプロデュースしたんですけど。で、首里劇場、1950年に開館して今年で73年、実はですね、この首里劇場、館長さんが亡くなって、昨日かな? 今日? 建物もぜんぶ壊されちゃったんですよ。(会場一部より「え~(びっくり)」)すごく古い建物でね、沖縄の戦後復興史を体感させるようなすごい劇場だったんです。そういった貴重な劇場で、やちむん、ふだんは一人で歌ったりとか、三人くらいでしか歌ってないんだけど、奈須さんがどんどん声かけして、勝手に、僕らの許可なしに、事後承諾でどんどんメンバー増やしていって、お金がかかるのに、で、それで結構大所帯のライブになるっていうことで、これはなかなかこういう機会ないなってことになって、僕の好きな『一生売れない心の準備はできてるか』という、あの歌に見合ったような映像が撮れるんではないかということで、その曲だけ、その一曲だけカメラに収めようと思いまして、知り合いのカメラマン二人に声かけて『ライブはただで見せるから、この一曲だけカメラで回してくれないか』とお願いして、僕もいちおうカメラ回しているんで、その一曲だけはちゃんと撮ろうと思って撮ったつもりだったんです。が、気がつけば三人ともなんとなく他の曲も撮っていて、ライブが終わったあと素材を確認したら三曲分は編集できそうだなということで、その三曲は仮編集レベルでYouTubeにアップしたりしてたんですね。で、映画のなかでも言ってたとおり25周年に続き『やちむん30周年記念ライブ』も首里劇場でやりたかったんです。だけど、できなくなって、それで奈須さんが「25周年の映像、DVDとかブルーレイにしようよ」って話を僕にちょくちょく言ってきて」
奈須「そう。早志、やろうよやろうよって、ずーっと何年も言ってたんですよ」
當間「僕はあのときのライブが全部撮れているとは思ってなくて、改めてブルーレイ作ろうかってことで、そのときも全部撮れていると思ってないんで、途中からフェードインとか、フェードアウトとか、あるいは他のライブで同じ曲を歌ってたら、それをツギハギ編集でどうにか出来るんじゃないかなと思って、いざ素材をいろいろ見て編集し始めたら、『あれ? これライブぜんたい網羅できてるな』ということが分かって、これだったらブルーレイとかDVDとかのソフトで発売するよりも映画のほうがいいと思ったわけです。なぜならそういうソフトってだいたいファンしか買わないじゃないっすか。こういうやちむんのような一部でしか知られていないミュージシャンは(会場笑)。それだともったいないので、奈須さんややちむんの存在を知らない人にも半ば強引にでも見てもらいたいなと、映画だったらそういう機会が設けられるんじゃないかと、そう思って映画にした次第です。三人のカメラマンがとりあえず回してたんで、しかも無計画に回してたんで、しかも奈須さんのライブは昼と夜の回、二回やってて。こういうのマチネー(注1)って言うんでしたっけ? それとも昼の回がマチネーでしたっけ?」
奈須「昼の回がマチネーって言うんじゃないかな? たぶん」
當間「しかもこれ、2時間以上のライブを一日で2回やってるよね」
奈須「疲れましたよ~」
當間「凄いよね。改めて編集して素材の時間軸を調べたら2時間以上やってるなと思って」
奈須「でも、全く使えない曲もあったけどね。え◯そうが下手で」
當間「(笑)。。。え?」
奈須「即ボツってやつね」
當間「(確認するように)演奏が下手、だよね?」
奈須「(頷き)演奏が下手で」
當間「映像が下手って聞こえたもんだから(笑)。実はこれ六曲、編集までしてごっそり削ってます」
奈須「最初、ほら、2021年の12月29日から首里劇場でやったじゃない」
當間「うん。上映をね、この映画の」
奈須「あのときは140分あったんですよ。これ『ダンサー・イン・ザ・ダーク(注2)』とおんなじ長さ(会場笑)」
當間「それが言いたかったわけよね」
奈須「はい」
第2章:亡くなった映画出演者への追悼および映像に残すということ
當間「その上映はやちむん結成30周年にギリギリ間に合わせるために2021年の年末に上映したんですが、そのときも上映の二日前までずーっと編集にかかってて、客観的に見る余裕がなく、それをブルーレイにするために結構手間どりまして、それで二日間かかっちゃって、で、首里劇場で初めて客観的に見たときに『長い!』と思って(会場笑)、そこからまた三曲削って、さらに編集を行って、今の長さになりました。でもね、そのときね、首里劇場はもちろん存在してて、館長さんも生きてて、映画でも最初の部分に館長さん、出てくるんですけど、その最初の上映から半年もたってないときに突然亡くなって。。。ね?」
奈須「四月ね」
當間「そう」
奈須「九日だっけ」
當間「うん。歴史のある建物なんだけど、成人映画専門館となってた首里劇場には入りにくいって言うお客さんも多くて、年配のお爺ちゃんが日に10人くらい見に来てたのかな? けど、だんだんそういうお客さんも来なくなっちゃって、非常にお客さんの少ない状態になってしまって、それが2016年のやちむん25周年ライブのときは、『これがチャンスだ』と思って見に来た人が結構多かったと思うんです。で、それ以降、首里劇場、2021年に名画座に切りかえたんですけど、それでもお客さんは入らないって時期がずっと続いて、変な意味、この25周年ライブが一番最後に、首里劇場が現役だったときに盛り上がった映像の記録になっちゃって」
奈須「やりましたね、監督」
當間「(笑)な、な、なにが?」
奈須「記録しましたね」
當間「うん。だから記録って大事だなと思って。で、館長さんが亡くなった話も出たからもうひとつ、ね? あのぉ」
奈須「はい?」
當間「ベースのね」
奈須「あっ、そうなんです、僕がやちむん、最初に三人で始めたときの本村実篤(もとむらさねあつ)と知念保(ちねんたもつ)、保がこの間、死んでしまって、酒の呑み過ぎで死んでしまって」
當間「8月ですね。首里劇場の25周年ライブのときもベースで入ってたし」
奈須「そうそうそう、うん」
當間「新曲(ストーリーキング)でもベースで入ってて」
奈須「あいつは見なかったんだよ、この映画を。ずっと来いよって言ってたのに。彼は見なかったですね」
當間「見ないまま亡くなっちゃいましたね。彼はあのライブ以降、演奏とかやってないんだよね、公の場とかでは」
奈須「あのぉ、えーと、僕と育(育シェル)とトランペット吹いたよっちゃん(長谷川淑生)、以外の保と実篤とギターのベギー(儀部高行)はもともとボトルネックバンドというバンドをやっていたんだけど、ボトルネックというバンドとしての演奏もこの映画の中の演奏が最後になって、『最後がやちむんかよ』って言われました」
當間「あれでしょ? 葬式のときにでしょ?」
奈須「そこで僕は『生きてる保、みれますよ』ってチラシ配ってたの。葬式のとき」
當間「あと、まあ、もう一人、新名健二さん」
奈須「彼は、あのとき、客席で応援してたけど」
當間「はい。まあ、奈須さんとユニット、ひじひじという名前のユニットを……」
奈須「一瞬、前半、かなり冒頭にスチール写真がね(写ってた)」
當間「あと客席でも映ってたよ、はっきりと。にこやかに。まあ新名さんも亡くなっちゃって。そう意味でも記録って大事だなって思いました。このライブもとりあえず撮ってなければ映画にならなかったし……。あ、あと言い忘れてましたけど、音。音もですね、本来、こういう映画できちんと残すのであれば、PAさんて言いまして、音の機械をいじっている人がいますね、そっちで録音したものをデータで貰ったりとかするんですが……、えーと、これ言っていいですか?」
奈須「言っていいですよ」
當間「あの(笑)、無くしたって言われて。録音したもの(会場笑)」
奈須「当時としても使っている人は、ほぼいなかったMD(注3)、MDで録っていいですかって言われて、いや、あればいいですよって答えたんですけど。そのあと、『MDで録ったラインの音、ライブ全体の音が欲しいんですが』って言ったら『失くしちゃったんだよねぇ~』って言われて(会場笑)」
當間「(笑)ひどいですよね。でも、そのときもとりあえず、ちっちゃなポータブルのPCレコーダーを三脚に添えて、首里劇場って二階席あるんですけど、かなり老朽化してるんでお客さんは入っちゃいけないんですが、プロジェクターを投影するスタッフだけは上がれて。そこに無人でPCレコーダーを添えた三脚を置いて録音したものがどうにか使えたんですが、まあ、それでもそのまま使えたわけじゃなくて、ノイズもかなり入ってたからイコライザーでノイズを消して、臨場感を出すよう再現したつもりです」
奈須「あのぉ、思ったのは、こだわりの強いミュージシャンだったら、ラインの音がないという時点で諦めてるんだよね。(会場笑)」
當間「ラインだとね、オンマイクというのは客席の雰囲気までは録れなかったりするから、ラインだけの音だと」
奈須「(観客に)ラインというのはね、有線のことですよ、有線」
當間「二階席からなんとなく客席の雰囲気も撮れて、ま、音はそんなによくないけど、雰囲気だけは伝わったのかなと思っているんですけども、はい」
奈須「最後に僕が『♪恋とライブと弁当は~』って手拍子だけでコンサートを締める場面がありますけど、あのときにね(當間監督を向いて)」
當間「うん、そうそう、あとから」
奈須「ぽつんと二階に置いた収音機に一人だけ、これくらい(マイクにほぼ口をつけるくらいの近さ)で歌っている人の声が入っているんですよ(会場笑)」
當間「スタッフじゃないかなと思ってんだけど(笑)」
奈須「首里劇場の妖精としか思えないんですよ(会場笑)」
當間「スタッフでしかないでしょ」
奈須「いや、あり得ないって。これくらいの近さだよ(再演)。『♪恋とライブと弁当は~』(会場笑)」
當間「けど、たしかに良いスピーカで聴いたら、なんか違う音がわかるよね」
奈須「うん。だから(客席に向かって)機会があったらまた観に来てね(会場笑)」
當間「お客さんが歌っているところに単体で声が入っているから、なんか妙な感じではあるよね」
奈須「誰かが歌っているんですよ、うん(一人頷く)」
第3章:会場からの質問
當間「では、ここで質問を受け付けます。質問のある方はどうぞ」
観客A「はい!」
當間「はい、では、どうぞ」
観客A「沖縄、ことし4回行ってるんですけど……、あ、ごめんなさい、映画の話じゃないんですが」
當間「あ、いや、まぁ」
観客A「あ、めちゃ良い映画でした」
當間・奈須「(ともにお辞儀)」
観客A「DVD、いつ発売になるんですか?」
當間「あ、それは……、どうでしょう?(と奈須を見る)」
観客A「ブルーレイ?」
奈須「いやぁ、とうぶん無いですね」
観客A「今日、買える?」
奈須「あ、今日は僕が監督の許可をとって音を抜きだした公式海賊版を売っているので(観客笑)」
観客A「(立ち上がって客席に向かい)あ、じゃあ、欲しい人はこちらに(と舞台を両手でひろげて指す)」
奈須「あ、あっちの販売コーナーで売ってます(客席後方を手で示す)」
當間「さきほど休憩時間に質問された方がいましたが、なんでしたっけ?」
観客B「首里劇場、最後のライブを断られた理由はなんでしょう?」
當間「あ、それはライブを断られたわけじゃなくて、新曲の録音撮影が断られたっていう、ま、字幕で入れたんですが……、どこから説明したらいいのかな? あのぉ、説明したら非常に長くなるんで端折ったんですけども……う~ん、ん……、どっから(奈須を見る)」
奈須「いや、まず、あのぉ、僕も監督も、僕が書き下ろした『ストーリーキング』という曲はコロナ禍もあったし、だーれもいない首里劇場であの曲を撮ろうと思って、館長の了承も得て、進めていたんですけど、で、ミュージシャンのスケジュールも抑えて進めていたんですけど、明後日よろしくお願いしますみたいな感じで」
當間「そう、2~3日前ですね」
奈須「なに見たときだっけ? キングコング?」
當間「そう、あれはそうですよ、映画のオープニングで、車で首里劇場まで行くワンカット、即興というか、軽く打ち合わして録画したシーンが流れますが、あのシーンを収録した、あの日です」
奈須「そう」
當間「首里劇場の入口にキングコング上映中みたいな筆で書いたような文字があったと思うんですけど、あのへたくそな字、あれ、館長の字なんです」
奈須「それでお世話になるからキングコングの上映を見て、明後日のご挨拶と打ち合わせを軽くやろうと思ったら、館長が気分を変えて『キャンセル』って言われて(當間監督を見て)、ま、ここは詳しい話は飛ばすけどね」
當間「そうそう、ま、とある理由で、えーと、このとある理由を説明すると、また長くなるんで省きますけど、非常に理不尽な理由だったね」
奈須「そう。で、あの本当に僕と監督は(おもむろに立ち上がる)、『館長~ぉ!』(膝をつき、すがりつくような姿勢をとる)って、同時に崩れ落ちたの」
當間「その日も実は最初に喋ってたときは『はいはいはい、いついつだね』って話は進んでたんだけど、とある理由を、あ、とある情報を聞いた途端、『はい、なしなし! もう、この撮影は無し!』って断られて、あ、キングコングのチケット買ったんですけどってなって……」
奈須「金、返すよって(館長は言ってて)」
當間「そう言ってくれたんですが……」
奈須「なんか、我々は……、いや映画見ますよって言って、ふたり並んで(会場笑)キングコングを見たんです」
當間「いや、キングコングは過去に見てるから(見なくても)よかったんですけど、ま、キングコング見ながらも、キングコング終わったら、どうにかもう一回、館長、どうやって説得しようかと考えながら、こうキングコングをね、ずーっと見ててね……(声だんだん小さくなる)」
奈須「それで、亡くなった知念保の栄町にあるボトルネックで撮影できないかっていうのをお願いして、それであの場所での撮影になったんですけど、ずっと、ずーっと気になっていて、なんか、最初……(當間監督を見て)、ちょっと喋っていい?」
當間「うん。どうぞ」
奈須「最後の出口が違うなって思いがずっとあったんですけど、本当は誰もいない首里劇場で録りたかったなぁって想いがずっとあったんですが、保が死んでしまって別の出口に出ちゃったんだよね(當間監督を見て)。ね!」
當間「ま、そうだね。あ、今、奈須さんが言ったことを翻訳するとですね(笑)、その知念保のお店で録音することになったということで、ま、本当は首里劇場で録ってたほうが、映画としても始めと終わりで上手くまとまるはずだったんですが、保が亡くなったことで、それはそれでまた意味を持っちゃったかなぁっていう感じだね(注4)」
奈須「そうですね」
第4章:映画で起きた奇跡について
當間「はい、そろそろ時間が……(時計を見る)」
奈須「最後にさ、あのミラクルの……ミラクルの話をしたら」
當間「そうだ、忘れてた。このライブが全体的に撮影できてたって奇跡があり、録音がどうにか出来てたっていう奇跡もあり、もうひとつ大きな奇跡がありまして、映画のラストのあたりで、奈須さんへのインタビュー中、流しやってるのにオリジナルソングしか歌わないっていうことを喋っているシーンがあって、自分の曲を歌うからストレスフリーだって言った直後ですよね、通りすがりの若い兄ちゃんたちが『♪ミツ、ミツ、ミツ』って歌いだして。あれって、奈須さんが作った曲なんすよ(やっぱり蜜が好き)」
奈須「はい」
當間「だから、流しでしか歌ってない曲だよね」
奈須「聞いてくれていたんだよね」
當間「あれはある意味、奇跡で、ちょっとビックリしたんですけどね、本当にあの、完璧なタイミングで。あれは、あの……仕込みでも……やらせでも、なかなかあそこまで完璧なタイミングはないというか」
奈須「仕込みだったら、僕、あんな演技できませんよ(会場笑)」
當間「ま、ある意味、奇跡に支えられた映画だなぁって思ってます。あと貴重な首里劇場の映像を残せたっていうのもあるんですが、首里劇場に関してはSNSとかで検索したら、たぶん今の、瓦礫になっちゃってる首里劇場の映像とか写真がいっぱいアップされていると思いますので、このイベントが終わったあと確認してみてください。ということでもうそろそろ時間が来ましたのでライブに切り替えましょうか」
奈須「はい。質問がある方はあとで監督をつかまえてください」
當間・奈須「どうもありがとうございました」
観客「(拍手)」
注1)マチネー … 演劇用語で昼間興行のことを指す。語源のフランス語のmatinéeは,もともと〈午前中〉という意味であるが,そこから出て,通常の夜間興行に対して,午後に行われる演劇興行をいうようになった。したがって,多くは昼間と夜間の並行する二部興行制となる。
注2)ダンサー・イン・ザ・ダーク … アイスランドの人気歌手ビョーク主演でヒットした2000年制作の映画
注3)MD … ミニディスク。1990年代に登場した音楽再生用のディスクメディアであり、日本のソニーが開発した製品。CDと同様に光学式で読み込むため、一般的なカセットテープよりも高音質で再生でき、また、CDと違い、曲単位での録音と再生ができるため、様々な用途で利用された。
注4)ライブから5年後の首里劇場での演奏を撮ることはできなかったけど、やちむん結成メンバーの保の最後の演奏する姿を記録した映像として重要になった。